2018.9.1

 倉敷二日目。美観地区を観光した。大原美術館、併設の喫茶店エル・グレコを回ってきた。大原美術館では、本館、分館、工芸館などがあったが本館の西洋絵画が印象に残った。

 特に印象に残ったのは、ユトリロの「パリ郊外」、シニャックの「オーヴェルシー運河」、児島虎次郎の「朝顔」である。

 パリ郊外は、寂しげで孤独、でもどこか郷愁を誘うこの雰囲気が好き。どんよりとしたこの空、ユトリロは何を思いながらこの風景を描いたのか。

 シニャックの「オーヴェルシー運河」は点描法で描かれている。この明るい青、水に反射する光の質感、爽やかな陽光を感じられるようなこの画面が好き。

 児島虎次郎の「朝顔」は、この女性の柔らかで幸せな表情、降り注ぐ陽光、瑞々しい朝顔の葉、この画面からは幸せな朝の一面を感じられ、温かな気持ちにさせられる。

 

 その後は、鷲羽山に行き、上から瀬戸大橋を眺めた。上から見ると車が風で横に揺れているのが丸わかりで面白かった。そして、瀬戸大橋は海の上に建っているんだなと感じられるパノラマを味わえて、それだけで行く価値はあった。